赤酢、シャリの温度、海苔にものすごくこだわった江戸前寿司「鮨処 池上」。
2016年9月に全面リニューアルしたお店です。
東京豊洲マグロ専門仲卸「やま幸」の大極上のマグロを握り、赤酢、わさびは約4種類使い分け、有明湾1番摘み海苔に注目です。
鮨処 池上はクオリティ高いネタだけでなく、池上さんのイリュージョンな調理方法が楽しめます。
店主の池上さん自らが目利きを凝らし、仕入れた魚へ技巧は必見です。
近年、池上さんの優しいお人柄にグルメな方々が引き寄せられているのか、千里丘というマニアックな場所にあるのに、予約が取りにくくなっています。
樹齢300年木曾ひのき白木の一枚板カウンター、電気を使わない氷室の冷蔵庫など、こだわりのひと手間加えた空間。
席はカウンター6席のみ。落ち着いた空間で、上質な時間を楽しめます。
コースは池上さんにお任せになります。予算は20,000円(お酒代込み)ほどです。
予約する際に事前に要望を伝えておくと、対応して頂けますよ。
メニューは順不同です
大善(丹後半島の先)の特大サイズの蟹。土佐酢のジュレ、酢れんこんを使用しています。
れんこんは食感が良く身と絡めながら食べると良しです。
かに酒は風味たっぷり。粋なメニューにほんわりしました。
巨大海老がずらりと並び、圧巻の光景です。
身は新鮮でなめらかです。臭みもなく甘い風味が特徴で、ぷりぷりした食感がたまりません。
ふわふわでぷりぷりのかわはぎを使用したネタです。江戸前寿司らしさ全開のメニュー。
さっと湯に入れた白子を6年熟成の無添加かんずり(新潟)を付属に食べます。
締めてから炙った静岡県浜松市の天竜川(my故郷)の金目鯛。旨味の抽出がベストな炙り方してます。
凄まじい技術だなと感心しました。
日本一大きい北海道のつぶ貝を使用したヒレです。
(右)なにもかけていないません。塩パラわさびで食べます。
(左)つぶ貝の刺身です。塩パラ胡椒で食べます。
トロのためのわさび「いらかわさび(伊豆)」を使用した光輝く一品。
みんな大好きのトロです。青森県産大間(206kg)の鮪を使用しています。
脂のノリと旨味、シャリとの相性が素晴らしいです。舌の上でとろける感覚が癖になります。
青森県産大間の鮪。運が良くないと手に入らないサイズ(206kg)を使用した一品。
なめらか。素材の旨味を最大限引き立たせる味付けでした。
五島列島天然のクエと徳島の農塾茸と焼きシイタケを使用したお吸い物です。
巣立ちを2滴たらしています。一番だしのお椀。
関西、大阪にはほぼ出回らないコハダ。
銀色の身を輝かせ、背には黒いドットを粋に纏う美しい見た目をしています。先味の酸味と旨味。キレのある味わいです。
北海道昆布森産蝦夷ばふん。この時期しかない(ミョウバン薬なし)の雲丹。
イクラはこの時期だけの筋子からほどいた生のもの。
なめらか雲丹と旨味凝縮のイクラ。イリュージョンな味です。舌で消えちゃいます。
塩が雪のように舞うシーンを池上さん自ら演出してくれます。
塩は雪塩?のなのか塩味は少ない。素材の旨味を引き立てせます。
国産トリュフって珍しい。あるとこにはあるんだって。
トリュフは敢えて香り控えめな国産を使用。オオバイワシの脂がなめらかでご飯にかけて食べたいと思いました。
有明湾の海苔を使用。「海苔は香りが命」!。
パリッとさせた時の音が響く。アートを感じます。ここまでこだわってるお寿司屋さんって珍しいな~。
ゴージャスにゴージャスをかけたような「とろたく」。トロ×黄身×イカ×野菜と夢みたいな一品でした。
鮨処 池上の予約はHP(テーブルチェック)より予約が可能です。
毎月1日の12時に翌月の1ヶ月分の予約を受け付けスタートします。
例)3月1日 の12時に、3月1日から4月30日までの予約を受付スタート
予約は最高で 3ヶ月ごと可能です。それ以上の頻度では取れません。
月初は要チェックですよ。
職人であり、アーティスト(⁈)な池上さんによる演出。ファンタスティックな時間でした。
素材と向き合い、お客さんを心ゆくまで楽しませる、そんな思いを感じるお店です
驚きと感動が手に入る池上は記念日やデートにおすすめ!
ご馳走様でした。
🚃 千里丘駅
📍大阪府摂津市千里丘1-7-8
🏢[水~土]
18:00~23:15
18:00~、20:45~の2回転
🏢[日・祝]
17:30~10:45
17:30~、20:15〜の2回転
💤月曜日・火曜日
🖋食べログ点数 3.53(2020.12.12時点)
👛予算 15,000円~20,000円